第4章 〜悪夢の始まり〜
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その後、ユウカの班は。
木吉「ユウカ!黒飴いるか?」
『あ、欲しいです!ありがとうございます!』
黒「ユウカさん、バニラシェイクも一口どうぞ」
『黒子くんまで!ありがとね!』
黒(名前のカウント1ですね)
はいユウカです。
今みんなにたくさんお菓子もらってます。
氷「ユウカ?お菓子より甘いキスはどう?」
!?
『え、あ、う、そこは、遠慮しときます…ぐえっ』
グイッと引っ張られた感覚がしたと思ったら、気付いたら和成の腕の中でした。
高「氷室さ〜ん、いくら俺の彼女が可愛いからって手ぇ出さないでね?」
『彼女ちゃうで』
高「そこは乗っとけや」
氷「ユウカ、これは見せつけかな?」
ひいっ、黒いオーラがやばい
『違いますから!』
…それよりも、この病院どっかで見た気がするんだよなぁ
そんなことをボケっと考えていると携帯がバイブレーションを鳴らし始めた
『あ!赤司くん!どしたの?』
《ああ。さっき言い忘れたことがあってね。この病院、ただの病院じゃないんだ》
『んお?』
《ここは昔有名だった"綾野病院"ってところなんだ》
え?今なんて、
《だから、普通の病院と作りが違うから、くれぐれも迷子にならないように気をつけてね》
『う、うん』
嘘でしょ…
高「なんだって?」
『ねぇ、和成。この病院、どっかで見覚えない?』
高「"燈"の…?」
『そう…綾野病院、だって』
高「?!嘘だろ?なんでこんなとこにあんだよ!ここ長野だぜ?!本来なら埼玉にあったろ?!」
『和成落ち着いて!綾野病院が新しいビルを建てるために潰れちゃって、他の県に立て直したのは知ってた。けど、まさかここだったなんて私も知らなかった…よりによって…』
黒「…何か、あったんですか?」
氷「シッ!…何か聞こえる」
『え?』
からからからから…
ひた、ひた…
木吉「…何か近づいてくる」
黒「!あれは、死体?!」
ひた、ぴた、ぺたぺたぺたぺた!!
高「…逃げるぞ!」
『何あれ!あんなのあり?!なんか腕に点滴のやつ刺さってんだけど!!』
木吉「恐らくあのからからって音はそのユウカが言う、点滴のやつみたいだな」