第7章 社内恋愛
【お疲れ様です。中山です。
私事ではありますが、連絡先は仕事用しか
知りませんのでこちらにお送りします。
もしご予定がなければでいいので、
今日の夜、何処か食べに行きませんか?】
何でいきなり今日なんだ…?
確かにこの前会った時に話して
近いうちにって感じだったけど。
うーん、苦手なんだよなーあの人。
悩んでいる俺の横で心配そうに
チラチラとこちらを見ている栗橋…
そうか、栗橋を連れていこう。
この前会ってるから問題ないし。
「なぁ、今日夜暇?」
「へ…?よ、予定はないですよ?」
「じゃあ飯な。中山さんも来るから。」
「え……っ。や、やで…」
「いいから来い。二人でなんて嫌だろ?」
「う……ーん確かに…嫌です。」
「よし決まりな。」
俺は眼鏡をかけて返事を打ち返す。
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