第7章 社内恋愛
【お疲れ様です。鎌田です。
お誘いありがとうございます。
ただ、元々栗橋と約束していたので
連れていっても宜しいでしょうか?
ご検討お願い致します。】
「よし、こんなもんか。」
「…鎌田さん?」
「ん?なんだ?」
「どうして眼鏡…仕事でしか、
…かけないんですか?」
「どうして?んー、邪魔だし?」
「俺は、眼鏡…いいと思います。」
「……そういう事はここで言うな。」
「えっ…あ、ごごごめんなさい…。」
「……照れるだろ、アホ。」
栗橋の一言一言に左右され過ぎる。
俺このまま秘密にしておけるのか…?
社内恋愛も簡単じゃねーな。
まあ眼鏡も、…しばらくはかけるか。
はぁ……あ、メール来てる。
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