第7章 社内恋愛
「おはよーっす。」
「挨拶くらいしっかりしなさい。」
「お、っと…主任。おはようございます。
昨日は…えっとー、すいませんでした。」
いくら仲が悪いとはいえ
謝るくらいはしておかないとな。
一応俺にも罪悪感はある。
頭を軽く下げて謝罪をしたのに対し、
主任といえば相変わらず無表情でいる。
「悪いと思うのであればきっちり
仕事を終わらせる事だ、以上。」
「へいへい…栗橋ー、やるぞ。」
「あ、はい…っ。」
「……栗橋君。」
「…?な、何でしょうか主任…?」
「か……いや、何でもない。
引き留めてすまない仕事に入りたまえ。」
「……?は、はい…。」
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