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Hallowe’en party

第6章 仮装をしましょうか。




「えぇっと……それってもしかして……」


突然の展開に驚きながらも、体は火照り始める。まさか……。




「江島先輩って、私と…………親友になりたかったんですか?」




言葉を失うしかない。
やはり江島は鈍感だったか。いや、遠まわしに言った俺も悪いな。


「えっ、違うんですか!?」


江島が、落胆したようすの俺を見て、不思議そうに首をかしげる。もう何かを言うのも疲れた。


「いや……まあ、気にするな。それよりも、中に入るか」
「え? あ、あぁそうですね!」


とまどったような表情が、一気に笑みへと変わる。
満面の笑顔という表現がぴったりな江島に、先ほどの告白もどうでもよくなってきた。



ハロウィパーティー。



なんだかんだありながらも、どうにか過ごす事ができた。
たまには、こういう放課後もいいんだろう。














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