You will... kiss on someone...
第9章 眠り姫
『あのさ藍ちゃん、私お姫様だっこされてる?』
やっと気づいたのか。
「そうだよ。今更?」
『重いでしょ?今降りるから。』
「大丈夫、軽いくらいだから。僕の見立てだと52.2kgかな?」
むすっと頬を膨らませる素振りを見せた。
『あら、女の子の体重はトップシークレットよ?そこは嘘でも鳥の羽くらいって言っとくのが一番。乙女心はデリケートなんだから』
と僕にいった。
「由紀が乙女ね。」
『何その目は...』
「いや、なんでも?」
『ふふっ、まぁ私は気にしないけどね。でも、彼女出来たらちゃんと考えなさいよー』
「うちの事務所恋愛禁止だけど。」
『あっ、そっか。』
思い出したかのような反応を見せた。