第3章 蜀に行きましょう。
あ、そっか・・・・・
この世界では使わないのかな?
「いただきますっていうのは
この食材を作ってくれた人に
料理を作ってくれた人に、食材に感謝して
命をいただくことに感謝をして
いただきます。っていうんです。」
「なるほど・・・・・素敵な言葉ですね。」
感心したような口調に
やっぱり、この世界は
異世界なんだと実感する。
私の世界では当たり前だったから。
「それで、食べ終えたら
ごちそうさまでした。っていうんです。
食事をする時、大事な挨拶なんですよ。」
「そうなのか・・・・・
それでは、私達もやってみようか。」
劉備様はそう言って
手を合わせた。
皆も同じように手を合わせる。
「いただきます。」
なんだろう、変な光景だ。
くすりと小さく笑って
食事に箸をつけた。