• テキストサイズ

【HQ!!】烏の翼

第1章 新入部員たち





影山と日向と話が付いた所で
どういうことになったのか聞く。


澤「実は、あいつらの他に1年が2人入るんだけど
そいつらと土曜日に3対3で試合をやってもらうことになった。」

菅「そこで、影山と日向たちが負けたら俺たち3年が居る間は
影山にはセッターをやらせないんだと」

『おぉ、なかなか厳しいこと言いましたね…』


あの影山なら他のポジションでも活躍することが出来るのだろうけど
今までセッターをやってきたんだろうから
セッターを出来なくなるのは辛いことのはず。


((3対3は毎年新入部員がやってるけど
今年は重要な3対3に………ん?3対3?))


『大地さん、3対3ってことは2・3年の誰か2人が両チームに入るんですか?』

澤「あぁ、そうだ。別に新しく入る1年の方に俺が入って
影山と日向の方には…」

田「俺が入るんだぜ!!!!」


田中はビシッと自分を親指で指し
自信満々にそう宣言した。


『へぇー、意外だね!田中、そういうの面倒くさがりそうなのに』

田「ふふふ……
問題児を牛耳れんのは俺しか居ねえからな!!」


腕を組んでそう言う田中を見てなんとなく察する。



((あー…これ、大地さんの口車に乗せられたな。))


『田中の扱い方さすがですね』

澤「ははは、もう慣れたよ」


苦笑いを浮かべそう言う大地さんは
なんだか烏野のお父さんみたいだと思ってしまった。


菅「ところで、大地さ。
なんかあいつらにキツいんじゃねー?」

田「確かにいつもより厳しいっスね大地さん」

それは、私も感じていたことだ。


『何か特別な理由でもあるんですか?』

澤「……………─────。」


「「『…!!』」」」














もう、体育館を出なければいけない時間になり
各自、自分の荷物を整理している時。


田「う オフンッ!んんっ、んっほんっ」

『どうしたの田中、気持ち悪い咳して…』

急に、ありえない咳をし出した田中は
変な汗も少しかいていた。

田「気持ち悪いってお前な……ってそうじゃなくて………
あー、明日も朝練は7時からですよねーっ!?」

『??』

菅「え、うんそうだけど
イキナリなんだよ」

田「エッいや…
そういや教頭のヅラは大丈夫だったんですかね?」

澤「オイ!その話ヤメろ!!」


((…………))


/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp