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【黒子のバスケ】猫被り×猫被り

第4章 02




翌日、上履きの中には画鋲が入れられ恒例の真っ黒な手紙が入っており、また朝練終了後にロッカーに入れていた体操着がなくなっていた

そんなさすがに一週間以上されていると、いやもっと詳しく言えば小学生の頃からやられてきた事をされても特に今更何も感じない

いや、怒りとか苛立ちは感じているから何も感じていないわけでもないかもしれない。とりあえず悲しいとか悔しいとかいう感覚はない。ただ迷惑かけんなとは思う

さっきから言っていることが無茶苦茶だがもう気にせずに、いつも通り過ごした




「ー、ドリンク配ってやー」


「はーい、みなさんお疲れ様でーす」



選手たちに笑顔を浮かべながらドリンクを配っているとどこからか「今日も可愛い」などどーのこーの話が聞こえてきて、「その話毎日して飽きないのだろうか」と疑問に思いつつ最後に翔一に渡した

丁度その時外からチャイムが鳴り響き、何時かを知らせていた




「今吉先輩、ちょっと抜けてもいいですか?」


「お?別にええけど…ちゃんと戻ってきぃや」


「勿論です!ちょっと行ってきますね」



恐らく彼も私がこれから何しにするのか理解しているはずである。今この時間は大体の文化部が終わって帰り始める時間帯

何を意味をしているのか、その理解は至極簡単であろう

職員室により自分のクラスの教室の鍵を取り、この鍵が唯一使える所へ向かうと扉は湿られているものの鍵は開けられており誰かがいた




「(…ま、放課後しか用意する時間がないものね)」



扉をガラッと開けると彼女は焦ってこちらを向いており、予定した通り私は目を見開いた反応をした






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