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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第8章 *年下の可愛い彼女【実渕玲央】*




「ハァ……」

「どうしたんだい?玲央」

「あら征ちゃん……」



そして見事にモヤモヤする毎日を送っている私。

とある日の練習後、小さく吐いた溜め息が征ちゃんの耳に届いてしまったみたい。


しかしお年頃の男が考えるような悩みを……果たして征ちゃんに言ってもいいのかしら。


いや、待って。征ちゃんも十分お年頃の……筈。
彼も同じ高校生。かなり年上に感じるけど、本当は私より下なのよね。



「悩みがあるのよ。デリケートな悩み」

「との事かい?」

「もう……何でも分かっちゃうのね」

「ここに来る前相談されてね」

「え、あの子に?なんて言われたのよ!」

「似たようなものだな」



似たようなものって……え!
ちゃんも私に近付きたいと思ってくれてるって事かしら。

そう考えていいのよね征ちゃん!

やだわ……顔がニヤけそうよ。



「玲央、お前なら優しく出来るだろう?」

「勿論よ。女の子は乱暴に扱っちゃいけないもの」

「〝女の子〟……かい?」

「やーね、ちゃんよ」

「ならばいい」



そうよね。
私が自分を見失わなければ大丈夫よ。

ちゃんにならどこまでも優しくするわ。



「玲央せんぱーい!帰りましょう!」

「そうね。行きましょう」

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