第5章 *新婚旅行【赤司征十郎】*
「、すまない……オレ……」
「あ……うん、いい……よ……」
「ありがとう……最後必ず達させてあげるよ……」
「いつもイってるもん……」
「そうだったね、すまない……。じゃあ入るよ……」
「うん……んっ、ンン…!」
まだだと言い聞かせても上手くいかず……結局オレはの身体に入り込んだ。
途端に身体中の力が抜けた気がして、思わずガクッと前に倒れてしまう。
「征十郎さん…?」
心配してくれているんだろう。が眉を下げて見つめてくる。
オレは頭を撫でてあげながら「心配ないよ」と伝え、彼女に微笑んでみせた。
「お前が気持ち良すぎるからこうなっただけだ」とも添えて。
「いつもはいきなり倒れたりしないのに……」
「堪えていたんだ。けど今日はダメだな……場所が違うし、何よりお前が凄く魅力的に見える……」
「ちょっと……やだもう……」
「愛しているよ、……」
こうしてオレとは、新婚旅行初夜を甘い時間で過ごした。
……そう、初夜だ。
折角の旅行を1泊で済ませるわけがない。
今回は3泊の予定なんだが……
「はぁっ、ダメっ……イク…っ」
「んっ…!っハァ……随分と締めるね…っ」
残りの夜は……一体どうなってしまうだろう。
*次へ続く*