第5章 *新婚旅行【赤司征十郎】*
*おまけ*数年後*
「わぁ!お母さん!海!」
「行っておいで」
「うん!」
「こらこら!危ないから走らないの…!もう……」
「元気な証拠だろう?」
「あっ、征十郎さん。まあそうだね」
「それより久々のタヒチはどうだい?」
「うん、やっぱり素敵な所」
「新しい家族が出来たらまた来たいと思っていたんだ」
「ふふっ、叶ったね」
「ああ。には感謝しているよ」
「どうして?」
「オレとの子を産んでくれただろう?」
「そんな何言ってるの……征十郎さんとの子だよ?私だって欲しかった」
「そうか。なら今夜……もう一人作るかい?」
「っ…!征十郎さん!」
「フッ……すまない、けど冗談ではないよ。お前の可愛い姿……見せてほしい」
「ちょっと…!子供が聞いてたらどうするの!」
「聞こえていない。まだ遊んでいるからね」
「うぅ……」
「現にかなり我慢しているんだ、いいだろう…?」
「み、見られるかも…!」
「今回は寝室が二つある。気にする事はない」
「こっ、声とか……」
「ああ、それは問題だね。お前はよく喘ぐ」
「っ……」
「だが安心していい。聞こえそうだと判断したら……」
「んっ……」
「オレがこうして抑えてあげよう。これまでもそうだっただろう?」
「あー!お父さんとお母さんがちゅーしたー!」
「なっ!もう征十郎さんっ!」
「はは、見られてしまったようだ」
「あのね?今のは、えーっと……」
「母さんと父さんが仲良しだという証拠だ。良い事だろう?」
「うん!ずっと仲良しでいてね!」
「ああ、約束しよう。母さんを一生大事にすると。勿論お前もだ」
「うん!」
「さあ、そろそろコテージに戻ろう」
「わーい!ご飯だー!」
「、おいで」
「仲良く……か」
「どうかしたかい?」
「は、激しくないなら……いいよ」
「……」
「っ……行こう!お腹すいちゃった!」
「ああ、そうだな」
*終わり*