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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第5章 *新婚旅行【赤司征十郎】*




なんて楽しんだ後、クルージングを兼ねて船に乗り込み、お目当ての宿泊施設へと向かった。

幾ら進んでも尚美しい海に、だけじゃなくオレまでもが魅入られる。


けどそのうち横から熱い眼差しを感じるようになった。
直ぐにのものだと分かったオレは、あえて視線を向けずに口を開く。



「海を見なくていいのかい?楽しみにしていただろう」

「えっ!見てるよ…!」

「さっきから視線を感じてね。余程オレの事が好きなようだな」

「だっ……て、かっこいいんだもん……。風に吹かれてる征十郎さん……反則だよ」

「お前の眼差しの方が充分反則だと思うよ。オレの胸を高鳴らせるのが上手い」

「本当…?」



隠してどうする。

とは交際期間を含めて、もう何年も一緒にいるが……常に胸は忙しない。

忙しく働き過ぎて、別れた後はいつも寂しく思っていた。
が近くに居ないと一気に落ち着きを取り戻して、辺りが静かになるからだ。


「まだ帰したくない」って……今まで何回後ろから包み込んだだろうか。



「信じていないのか?」

「いや、そういうわけじゃ……」

「まあいいだろう。夜に分かるよ」

「夜…?どうして…?」

「そこまでオレに言わせるのかい…?」

「えっ……あ…!」

「フッ……それに比べてお前は直ぐ顔に出るな」

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