第3章 *オレを変えた人【原 一哉】*
「なにー、遠慮してんの?声」
「うっ……」
「胸気持ちいいでしょ?ほら」
「ンン…っ!」
「だーかーらー、出しなよ。意地とかいらないんですけど」
「前の子とっ……比べられたりするかもって思って……」
「……はー?」
一体どんな心配してるんだ、こいつは。
前なんてとっくに忘れてるのに。
どんな声で鳴いてどんな感じで悶えてたかなんて、マジになんない限り一々覚えてない。
回数は多くても……オレの中ではが初めて。
だから……まんまのお前を見せてよ。
「ちょ、気にするとこソレなの?バカじゃない?」
「だって…っ」
「だってとかいらないし。気持ちいいなら素直に示してよ、舐めてあげるからさ」
「舐めっ、ンン…っ!……あっ……」
「そーそー。もっと頂戴、その声……」
「んっ、あぁっ……」
率直な感想を言えば……めっちゃ可愛い。
声もそうだけど……
立たせてる胸の先端も、少しくねらせてる腰も、表情も、オレの手捕まえてる指も……
とにかく全てが可愛い。
指先滑らせてスカートの中に忍ばせれば湿らせてるし……
キミは天使ですか?って問いたくなる。
こんな女見た事ない。
好きになって良かった……。