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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第11章 *温泉旅行で【氷室辰也】*




「……って、まだ照れてるのか?」

「だってずるいですよ!あんな場所であんな甘い声出すなんて…!」

「実はがそうなるとこ、見たかったんだ」

「……もー!」



あれから宿に戻ってご飯を食べても、は未だに頬を染めたまま。

照れながら怒る彼女もまた可愛いなと思うオレは今、浴衣姿で頬杖しながら布団にうつ伏せになってる。


そんな体勢でを見てるだけなのに……目が合うと益々赤らめてしまうんだ。



「どうした…?さっきより赤いよ」

「なんでもありません…!」

「こっちおいで。もっとよく見せてほしい」

「む、無理です…っ」

「」



オレが優しく呼んであげると、はちょっとずつだけど近付いてきてくれる。

隣にもう一組布団があるけど別々に寝る気はないから、自分の隣に横になってもらった。


浴衣がまた……色気を誘う。



「また赤くなったな」

「なってませんっ……」

「、オレを見て……」



触れた頬はとても熱い。

温泉に入ったのはもう随分と前の事だから、そのせいではないのが分かる。

はいつになっても緊張してしまうらしい。

可愛くて可愛くて……気がおかしくなりそうだ。



「目を開けて…?」

「直ぐそこに気配が…っ」

「ああ……ならちょっと離れるよ。これでいいかな」

「は、はいっ……んっ…!」

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