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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第11章 *温泉旅行で【氷室辰也】*




「すみません、大人2枚下さい」

「1枚いくらですか?」

「こら、ここはオレの役目」

「あ……すみません、ありがとうございます」

「いいよ、気にしないで」



荷物を預けて、早速温泉に浸かろうとしているオレ達。
買う前に旅館の人に聞いたら、結構混浴も多いそうだ。


でもには内緒。
慌てるところ、見たいから。



「ここ、旅館の人がオススメしてた場所みたいだ」

「じゃあ先ずはここにしましょう!」

「そうだな、行こうか」

「はい!」



想像するだけで可愛いよ。
笑いそうになるのを抑えるのが大変なくらいに。


……けど貸し切りじゃないのが不満。
色んな人にを見られてしまう。

例えお年寄りでも嫌だ。はオレのだから。



「、こっち」

「た、辰也さん!ここ混浴…!」

「そうだよ」

「聞いてないですー!」

「それより早く入った方がいいよ。寒いだろ?」

「それよりって…!もー……」

「大丈夫。オレが隠してあげるから」

「ひゃぁ…!」



お湯に入ったを後ろから包み込むオレ。
よっぽど恥ずかしいのか黙ってしまった。


でもこれで少しはシャットアウト出来る。
周りから見れば……ただのバカップルにしか見えないんだろうが。



「辰也さんっ……」

「ん…?」

「首に息かかります…!」

「近いからね。キスも出来る」

「ダメダメ…!絶対ダメ!」

「はは。しないよ、大丈夫。そんな事したら……」

「ひっ…!み、耳耳…!近い…!」

「の可愛い声が周りに聞かれちゃうからね……」
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