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Re:思い出

第3章 思わぬ出来事 side M


俺が歯磨きを終えるとタチバナさんは風呂に向かった。

畳まれた洗濯物を持ち自室となった元書斎へ運ぶ。
ここが俺の家で俺の部屋になるのか。
せっかく畳んで頂いた所で申し訳ないがワイシャツのインナーに使っていた半袖のシャツを着てリビングに戻る。

今夜は此処で寝るだろうソファに寝転ぶ。
ここはTVもないし本も取り上げられてないのでやることがない。

仕方なく貰ったばかりの携帯電話を見る。
画面が小さい。
タッチパネルが効かない。
カメラ機能はついているらしく撮ってみたもののよくわからない、ひどい画質だ。
メールも出来るらしいがフリック入力に慣れ親しんだ指が上手く文字を入力させない。試しに自分の名前を入力してみる。

クロサワコーキ。
改行しその下にタチバナアズサと打ってみた。

何やってんだ俺。
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