第3章 変化する距離感【*裏指定*】
ゆっくり、
ゆっくりと悠に自身が埋まっていく。
流行る気持ちを抑えながらゆっくり沈めていくと、たどり着いた最奥。
真琴「あぁ………すごい………俺たち、今一つになってるんだよ?」
「あっ………はぁ……真琴と………一つに?」
はあはあと短い息を吐きながら、潤ませた瞳を向けてくる悠。
真琴は微笑み、その額にキスを落とす。
「そう。俺たちは一つに繋がってるんだ……。………嬉しいよ。悠。」
目が合うと恥ずかしそうにはにかむ悠は、そっと真琴の唇に自分の唇を重ねた。
「………私も……嬉しい///」
「____っ悠っ///!!」
彼女と同じ気持ちであれたことが嬉しくて、真琴は今一度悠の体をぎゅうと抱き締めた。
そして、ゆっくりと硬く熱を帯びた自身を引き抜いては、再び最奥へと突き進めていく。
「あっあっ………はぁっ……真琴ぉ…///」
「悠っ…悠っ……」
徐々に高まっていく絶頂感。
いつまでもこのまま悠の中にいたい気持ちを抑え込み、硬く反りたつ自身を引き抜いた。
「……はぁ………はぁ………真琴?」
突然のことに不思議そうにこちらを見つめる悠。
真琴はベッドサイドの棚にこっそりとしまっていた小さな袋を取り出すと、その袋を破り、取り出したものを自身へと纏わせた。
そして再び悠に向き合い、すこし余裕のない笑顔で彼女の名前を呼ぶ。
「………… 悠。好きだよ……。」
甘い言葉とともに再び悠の最奥へと一気に突き上げていく真琴の熱。
「____っああっ///!!」
二人の肌がぶつかる音は先程よりもさらに速度を増していき、そのことは絶頂が近いことを示している。
「悠っ一緒に………イこう?」
「真琴ぉっ……一緒にぃっ………やっあっあぁあっ///!!」
「____悠っ!」
……………はぁ はぁ はぁ
呼吸は未だ整わぬまま、二人は抱き合っていた。
真琴はそっと悠の柔らかい髪に顔を埋め、目を閉じた。