第3章 変化する距離感【*裏指定*】
真琴の指は濡れて硬くなった彼女の敏感なところをゆっくりと円を書くように動いていく。
「やっ!だめっ……ソコやだぁ……っ///」
悠は襲いかかる強い快感を真琴の頭にしがみつくようにして耐えていた。
しかし、押さえつけた先では、真琴の熱い舌が肌をゆっくりと舐め、時に強く吸い付くように悠の体を味わっていて、悠は逃れられない快感に体を震わせ達してしまう。
途端に水気を増した秘部に真琴の指がゆっくりと侵入していく。
ゆっくりと、ゆっくりと、沈んでいく感覚に少し焦れったさすら感じてしまうほど、優しく、丁寧に彼女の中に触れていく真琴。
本当は今すぐにでも自身で悠を貫きたい気持ちで頭はいっぱいだが、そんな独りよがりな行為では意味がないことも知っている。
大切な大切な彼女を、甘く優しく溶かして、その先で一つになりたい。
その思いだけが今の真琴に理性を保たせていた。
しかし、目の前で自分の与える熱によって、可愛く喘ぐ悠の姿に余裕が保てなくなっているのも事実である。
「あっ真琴ぉっ………やっああっ!」
悠の中で動いていた真琴の指がある一部分に触れたとき、悠の体はビクリと大きく跳ねた。
「……ここ、好きなんだね?」
そう呟くと真琴はゆっくりと薬指を彼女の中へと沈め、2本の指を使い、さらに刺激を強めていく。
室内に響く、二人の荒い息づかいと悠の甘い鳴き声。
再び悠が絶頂を迎えたとき、にこりと笑った真琴はそのまま彼女の体を横抱きにし持ち上げると、そっとベッドへと横たわらせた。
ギシ………
ゆっくりと悠の上へと覆い被さる筋肉質な体。
ぶつかる熱い瞳。
「………… 悠の中に………入りたい。」
蜜を垂らす入り口へと当てられた熱。
「……………。」
大きな目を潤ませながら頷く悠。
「…………可愛い悠………大好きだよ。」