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それでも僕らは。【 Free! 】

第2章 おかえり。



真琴「ふぅ………」



何度目かのため息をもらしながら、真琴はシャワーを浴びていた。

ふと、先ほどまでの会話を思い出すと胸の鼓動が速まっていくの感じた。



真琴(母さんたらとんでもないことを………大丈夫かな?俺………///)



わざと熱めのシャワーを浴びながら、自らの頭に浮かぶ雑念を洗い流そうとするかのようにガシガシと頭を洗っていた。
その頭の中は健全な青少年が好きな子といる時、本能的に考えてしまう類いの考えによって支配されている。




____つい10分前のこと、




ちょうど彼女の髪を乾かし終わった時、母が発した問題?発言によって、俺の心はひどく乱されてしまった。




真琴母「あ、そうだ!真琴、真琴の部屋に布団引いておいたから、悠ちゃんにあなたのベッド貸してあげて、真琴が床で寝るのよ?いい?」




真琴「えっ俺の部屋…///!?」



(そ、それって布団は違えど悠と一緒に寝るってことだよね///!?!?)

(ま、まずくないか?!だって!!寝起きの悠とか想像しただけでマズイもんっ////!!)



「えーっやだやだ!悪いもんっ!私、床で全然平気だし、マコちゃんベッド使ってね?」



俺の思いとは裏腹に床かベッドかを気にしている様子の彼女をちらりと覗き見る。



(ふ、二人っきりで寝るなんて………色々我慢できるのかな?俺………/////………………無理っぽいなぁ///)



真琴は誰にも気づかれないように小さくため息をつくと、何事もなかったかのように笑顔を見せた。



真琴「だめだめ、悠はお客さんなんだから、ベッドね?」


「むー……わかったよぅ。」



申し訳なさそうな顔でこちらを見ていた悠の頭をポンポンと撫でると、すぐに嬉しそうな顔が帰ってくる。



「じゃぁ、先に部屋で待ってるね?」




_________はぁ………////



まもなく洗い終える体が段々と熱を帯びていくのを感じ、俺は盛大なため息をつく。



自分の部屋で待っているだろう愛しの彼女を思うと、胸の辺りがギュっと苦しくなった。



(そろそろ覚悟をきめないとな………)



(どうしよう………俺………)













(________君に触れてしまうかもしれない)
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