第2章 ここは・・・?
「んっ・・・?」
あれ、私、高2だったよね?
そう思って瞬きをすると、鏡の中の女の子も瞬きをした。
うん。この子、私なんだ。
いや、冷静じゃないよ?
超驚いてるよ?
顔に感情出さないようにするのがちょっと得意なだけ。
?「そういえば、自己紹介がまだだったね。」
あ、そうでしたね。
そういって(忘れてたたわけじゃないよ?)枕もとにいた
美人な人は自己紹介を始めた。
?「わたしは琴絵。藍垣 琴絵よ。あなたの名前は?」
「絢雲 月乃、です。
あいがき ことえさん、助けてくれて、
ありがとうございます。」
琴「いいのよ。で、月乃ちゃん。
ものは相談なのだけれど、
・・わたしの娘になる気はない?」
「え・・・?」
琴「私たちには子供ができなくてね。
それにあなたを虐待するような家においておけないし」
「な・・・なるのはいいのですが、法律とかの問題は」
琴「つきのちゃんは難しいこと知ってるのね~
でも、心配ないよ。その辺の手続きは終わってるの
あとは月乃ちゃんがOKかどうかだったから・・・
よかった~!」
「そ・・・そうだったんですか。」
琴「じゃあ、わたしのことは“お母さん”って呼んで?」
そういう呼び方に私はすこし抵抗があった。
(でも、今の私はあの人たちの娘じゃない。)
そう自分に言い聞かせて、私は呼んだ。
「お母さん」
琴「?なーに?月乃ちゃん」
お母さんはにっこり笑ってそう言った
「これから、よろしくおねがいします」
琴「うん。よろしくね
・・・まずはゆっくり、休みなさい。」
そう言いながら、お母さんは私の頭をなでてくれた。
(こういうの、はじめて・・・嬉しい)
そして、私はそのまま眠った。