第2章 ここは・・・?
体中が痛い。
特に左手首。
ベランダから飛び降りたはずなんだけれど、
運がいいのか悪いのか
生きているようだ。
(・・少し前まで感じてた痛さにそっくりだ。
痛いところまで。)
そんなことを考えながら目を開けると、真っ白な壁・・・・
いや、天井が見えた。
「病院・・・」
?「気がついた?」
枕もとに誰かがいたようだ。服装からして、一般の人。
?「あなた、道に倒れてたのよ。手首から血を流して。」
あぁ、自殺、失敗したんだ・・
?「こんな小さい女の子が傷だらけで、しかも手首から
血流して倒れてるのは変だと思って調べてもらったら
案の定虐待されてるし・・・・・」
ん?ちいさい?
その言葉に不信感を覚えて前を見ると都合よく鏡があって
鏡の中には8歳ぐらいの女の子がいました