第13章 はい、じゃんけんです。
コンコン
『ひゃっ!』
こんな格好をしているのに
誰かが訪ねてきた、恥ずかしいと思い
肩を揺らし空の後ろに隠れる
白はまだ眠いのか空の手を握りながら
また寝ようとしている
空はその状況を一通り見てから
空「あー、はいはい
どちらさん?」
とドアの方に声をかけた
ステフ「ステファニー・ドーラ
というものですわ。昼間の件で
おはなしをお伺いしたく……」
あー、ね
『(お、女の子だ)』
花はホッとした
空「あー。
はいよ、今開ける
妹よ、懐いてくれるのは兄冥利に尽きるが
手離してくれ、花も
腕離してくれ、ドア開けれん」
白「…ん」
『はぁい…』
空がドアを開けると
酒場でゲームをしていた片割れ
ステファニーが立っていた
ステフ「―入らせていただきます?」
空「どぞ」