第6章 自称神さまは最高にあざといです。
子?
その子
少年も落下しながら笑ていた
?「ここは君達が夢見る理想郷
【盤上の世界、ディスボード】!!
この世のすべてが単純なゲームで決まる世界!
そう!人の命も、国境さえも!」
ようやく状況を把握したのか
目を見開いて、泣きそうな顔で空に抱きつく白
白「……あ、あ、あなた、、誰っ」
?「僕?僕はねー、あそこに住んでr」
白「………にぃっ、花……は?」
自分の住んでいる大きなチェス駒を指差して
楽しそうに話す少年を遮て空に問う白。
空「そ、そういえば!どこっ、どこだっ!?」
自分の状況を把握するのに精一杯で
気づかなかった
花が見当たらない
話を遮られたのを怒るわけでもなく
少年は当たり前のように答えた。
?「花ならここにいるよ!」
見てみると少年の腕の中に少女がいた
少女…他人のように言ってしまうのにも
無理はない。
その少女
髪は腰まで長く
大きな真珠のような玉を首に下げ
背中には光の粒で出来た翼
獅子のような黄金色の尻尾を2本生やしている
紅茶色の瞳は閉ざされている