第6章 自称神さまは最高にあざといです。
画面に引きずり込まれた3人
いや、今のところ2人は
陽の光を浴びていた
眩しい視界に慣れ、ゆっくり目を開けた空。
そのとき理解した
そこは――――上空
空「うぉおおおああぁぁ!!??」
上空に投げ出されたことも驚き
だか、空を叫ばしたのは
視界に広がった景色の異常さ故だった
空「なん
なんだこれぇええーーーっ!」
島は浮かび
空を飛んでいるのはドラゴンで…
地平線の向うの山々の奥には
さらに遠近感を狂わせる巨大なチェスの駒
そこは何処かのゲームにありそうな
ファンタジーの中の景色
《地球》ではない景色
それよりもなりより
浮遊感の正体が
落下している事実だと気づく…………
今、自分たちが置かされている事態は
パラシュートなしのスカイダイビング
そんな全てを理解した時
絶叫が
空「あ、死ぬ」
確信にたどり着くまで
3秒だった―――
?「ようこそ、僕の世界へっ!!」
高らかに叫ぶは
隣の子―――。