第20章 ジョジョってみたこいつらをナメるな
『そちらは、エルフたちにでも
お渡しするのかしら?』
挑発の言葉にクラミーは答えた
クラミー「違う
誰にも渡さない。
人類種の国は、人類種のものよ」
『あら、そうですか』
空「ふーん」
花はニッコリと、空は意外だったと
返事をした
クラミー「エルフの力を借りるのは
人類の生存圏の確保のため。
そのために、どれだけ複雑な契約を
交わしたか…想像もつかないでしょうけど
最低限必要な領土を確保したら
エルフとは手を切るわ」
うっ、わーぁ
頭を抱えたくなった
空といえど、堪えられなかった
本心いっぱいの苦笑いをしながら
空は言った
空「他国の間者の疑いのあるやつ
目の前にそんな計略バラしちゃうの?
馬鹿なの?しぬの?」
クラミー「あたがどこの国の間者だとしても勝つのは不可能よ?」
花に向かって、自身のある目で睨む
『たいした自信ですね』
クラミー「ただの真実よ
世界最大国『エルヴン・ガルド』、エルフ達の
魔法はどの種族にも敗れはしない。
だからこその“最大国”
正面からやり合えば必敗、例外なしよ」
ふーん