第19章 異議を唱えましょう、サン、はい。
その言葉にクラミーは目を見開く
ざわつく広間の視線が
一斉に声の方に向かれた
そこには
執事とご令嬢2人…
いや、空、白、花がいた
白はちいさいながら手をあげ
空はふざけたように抱き上げている
花の手を持ち上げ手をあげている
空「はいはい
俺ら、
異議あるの俺らでーす」
クラミーは空の後ろに視線を送る
クラミー「ステファニー・ドーラの
従者?
自分が私に負けて選定の資格を失ったから
使用人を送り込んできたの?
まったく、未練がましい上に見苦しいこと…」
そう、軽蔑した