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冬の夕空

第12章 記憶の扉(前編)


僕は彼女の着ているものを脱がした。そして自分も脱いでベッドに入った。
彼女の身体は少し熱かった。
僕は彼女の身体に頬をあてて聞いてみた。

「少し熱がある。大丈夫?」

「うん、薬飲んで寝たから少しラクになった。風邪……うつっちゃうかな?」
 
彼女は心配そうに僕の顔を見た。

「うつってもいいよ」
 
僕は彼女の唇に舌を差し込んだ。
やわらかい唇の中はとろけるように熱かった。
僕の舌の先で彼女の舌が動く。
舌がどこかにふれるたびに僕の身体も熱くなった。
唇をそっと離すと彼女は少し名残惜しそうな目で僕の目を見る。
僕は再び彼女の唇をふさぐ。
右手で彼女の胸にふれる。
やわらかい肌が汗ばんで少ししっとりとして手に吸い付くようだ。
僕は唇をもう片方の胸に移動させる。
乳首にそっと吸い付き、舌で転がす。

「ん……、あん……」
 
唇が自由になった彼女は小さくあえぎ声をあげる。
かわいい……。
僕は彼女の頬に頬ずりし、右手を下に移動させる。
彼女のそこは熱く、かなり濡れていた。

「濡れてる」
 
僕は彼女の耳元でささやく。

「……うん」
 
恥ずかしそうに彼女は答える。
濡れているところに少しだけ指を入れて動かしてみる。
彼女は僕の腕をぎゅっと握ってあえぎ声をあげ始めた。

「あっ、あん……。んっ、あん……」

「気持ちいい?」

「うん……、きもちいい……」


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