第6章 たましいあげる
奥のほうに指がふれると身体が宙に浮くような感覚がする。彼は中でゆっくりと指を動かす。身体の奥がぎゅうっとした感じになって足が震えてくる。
「んっ、んっ……、うん……、あんっ……」
「気持ちいい?」
「あっ、あっ、うん……、うん……、すごく……」
「ん……」
彼は私の口を開けさせ、舌を入れてキスする。
口の中も……すごくなってる……。
キスが気持ちよすぎ……。
「うぅん……、んん……、ぅん……」
彼は濡れた指をそっと抜いてクリにふれた。そしてまわすようになでる。
「んっ、ぐ……はぁっ! だめっ! それだめぇ!」
私は彼の唇から逃れてあえぐ。
「これだめ?」
「いっちゃうからぁ……」
「ん……。じゃあ……ね?」
そう言って彼は私の右手をとり、彼のものを握らせた。私はどうすればいいかわからないまま、ただそっと握ってみた。
これが……入るんだ……。
何もできないまま彼の顔を見てみると、彼は唇にそっとキスしてくれた。
「ちょっと待ってね」
と言って彼は起き上がりコンドームを付けた。
「これで大丈夫」
彼はにっこりと微笑んで、またやさしくキス。
そして私の濡れているところにそっとあてがう。