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冬の夕空

第4章 お砂糖多め


「下も見てみたい」

「えっ?」

えっ? いや、ちょっと。それは。あれ?

考える間もなくベッドの上に押し倒されていた。
彼は顔にかかった私の髪をそっとうしろに流し、耳にかける。
私は彼の瞳をそっと見上げる。
彼も私の顔をじっとみつめる。

キス……するの?

と、耳に舌をはわせられた。

「んっ!」

予想外の展開と感覚に思わず声が出る。

「ちょっ、やっ、まっ……て。あっ」

じっとしていられないような感覚。
彼の腕をぎゅっと握る。

「これ、だめ?」

「だめっていうか……。よくわからない……」

彼は少し微笑む。
そして人差し指で私の唇をそっとなぞってから舌を差し入れてきた。

すごくあたたかくて、すごくやわらかい舌が私の口の中でゆっくりと動く。
口の中が……気持ちよくて……。身体の力が全部抜けて……。ベッドに沈み込むような……、そんな感じ。

唇をそっと離して彼が言う。

「2回目だね」

3回目じゃないのかな……。


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