第1章 少年達の花園 1
『パッパパパ~♪パ~パ~パパパ~パ~♪パパパ~パパパパッパ~♪』
あの某狩りのゲームのオープニングテーマを口づさみ、自分の身長の二倍の太さを持った横たわった木の下を潜り抜ける
『それにしても此処は何処だ……』
穴から落ちた途端に見えたこの風景
大きな人間が百人縦に並んでも届かなさそうなほど高い木
その木たちが訪問者の行く手を阻むかのように多々と立ち並ぶせいで日の光が届かず、辺りは暗い
そして、元居た世界と比べ幾分かここの重力が大きいと感じた(微量だが)
『何が最強だ………こんなんでそんなのくそだよ……』
自分で言ったもののこの世界はとても危険だ
最強はいいものの使いこなせなければただの力に過ぎない
なので何かいたらすぐ対応出来るように警戒しながら歩いている
だが、いざ会った時の猛獣たちの反応に驚いた
「ギュオアアア」
「グガアアァァ」
「ジュギィイイ」
『分かった ! 分かったから ! ! 着いてくるな ! ! 人間に食われるぞ』
何故か私を襲わず、後ろに着いてくる
『いい加減離れろ ! ! 』
「グギャ」
『グギャじゃない ! ! 』
どう見ても捕獲レベルの高そうな猛獣
『頼むから何処かに行ってくれ……』
多分こいつらもデカイ類に入るだろうけど予想ではもっとデカイのがいるはず
そんなことを考えながら進むと急に目の前に猛獣が出てきた
カブトムシみたいな顔と皮膚をした恐竜だ
後ろにいる猛獣たちが少し怯えるところを見るとコイツらよりか捕獲レベルの高い猛獣なのだろう
気を引き締め、臨戦体制に入った
「クアア」
その猛獣が一鳴きした
すると、うしろにいた猛獣たちが目の前にいる奴の後ろを見て何やら納得したような顔(?)をした
不思議に思い、猛獣たちと同じようにそいつの後ろを見るととても綺麗な植物があった
しかし、この植物をどこかで見た気がする……
どこだ ?
現実ではないのは確かだ
あんな綺麗なものが咲いていたら絶滅して、人工栽培になるだろう
今のは現実であるならの話でここは《トリコ》という漫画の中なのだからもしかしたら毒草か ?
そんな中この場所に似つかない匂いがしてきた