第1章 少年達の花園 1
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今が何時だか知らないが約束の時間の前には僕ら"5人"は集まった
村の皆も分かってくれたので助かった
「あいつはいつ来るんだよ」
「昨日と同じ時間だって言ってただろ」
「時計ないから分かんねぇよ」
「太陽の向きで分かるだろ」
「(だ)いたい昨日の十分前くらいじゃねー?」
今はお昼前。昨日と似ている向きに太陽がある
「あんま太陽の下に居たくねーんだけど。肌荒れるし」
「てゆーかマヂあちーし」
美容を気にしてる彼奴は建物の影に身を入れる
「ったく(お)まえらはよくそんな中で立ってられるな」
「お前が気にしすぎなんだよ」
「(そ)んなことねーし」
そんな中と言われるほど暑くはないし、日差しも心地好いくらいだけどあいつにとっては違うらしい
あいつ曰く「たかが日差しされど日差し」だそうだ
そしてあの人が現れるのをただひたすら待った
§~§~§
「……遅くね?」
「あ、あぁちょっと遅いな……」
あれから二十分待ったがあの人が現れる気配は一切ない
もしかして忘れられてる……?
それとも僕らは……
「大人なんてそんなもんなんだよ」
「あの盗賊はいつも不規則に来るからこんくらいなんともねぇよ」
「そ、そうだね……」
こいつらはこうやって然り気無く僕を励ましてくれるからいい奴等だ
「早く来てくんねーかな~……」
日陰にいるあいつが頭の上で手を組み、壁にもたれかかる
『誰が早く来ないかだって?』