第1章 少年達の花園 1
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「どうすんだよ?」
「どうするって言ったって……」
いきなり名前も分からない大人に呼び出され、あの人の弟と妹になれと言われ、その代わりに毎日三食飯をやると言われた
正直言ってそんな美味しい話なんて急にやってくるだろうか?
取り合えずはこの目の前で駄々をこねる奴に制止は掛けたので返事は明日になった
「僕は反対するよ」
「なんでだよ~……飯だぜ飯!」
「メシメシうるせーし」
「だってよ~……」
「確かにあの人の言った条件は僕達と村の皆が喜びそうな条件だったけどよく考えてみろよ、上手く出来すぎてないか?これもあの大人達の罠だったらどうするんだ」
逆に断ったからと言って相手が諦めるとも限らない
「(オ)レも反対だな。どこで寝れるか分かんねーし、第一そこの衛生面どうなの?ここより悪かったら最悪じゃん」
「確かにどこで休めるか分かんないならウチはいかねーし」
確かに衛生面も勿論、それと衣服はどうなのかも気になる
「ボ、ボクはいかない…」
「お前もか?!」
「だってここの方がまだ安全でしょ?」
反対はあいつだけか…
あいつには諦めてもらわないといけない
「だけどあの人は僕らより遥かに強い、もしあの攻撃が嘘だとしても大人を一人持ち上げられる力がある、大人より小さい僕達が立ち向かったって無理だ。それに毎日三食だなんて確実に貰えると証明出来るものなんてないからね」
気を落とす皆
僕だって確証を得ていれば、皆と一緒に行きたいけど………
………これも皆の為だ……ごめんよ…
「もう寝よう。夜も深くなってきたし」
「そうだな俺も眠くなってきた……」
「だな。遅くまで起きてると肌に悪いし」
各自、自分の寝床に行く
寝床と言っても小さい家で布団もなく、薄い布を体に乗せて地面に横たわるだけだけど
「おやすみ……」
そう呟いてから寝るのに時間が掛かった