第1章 少年達の花園 1
『こいつで最後か……』
「誰だ!!?」
『ノッキング』
「ぐはっ……」
『ちっ……手こずらせおって…』
楓は村を巡回し、村の全てのラーバーをノッキングし1つの場所へ固めて縛っておいた
「放せこのアマ!!」
「このブス!!」
「殺すぞ!!」
『ほう……逆に言うが女の私に捕まえられるほど貴様らが軟弱なのだろう』
その言葉で黙るラーバー共
『いいか貴様ら?次この村に来ただけでも殺すぞ』
「「はいぃぃい!!」」
最初に捕らえられたラーバー以外は楓の恐ろしさを知らず悪口を吐くが楓が鋭い目付きで睨まれると「はい」か「Yes」しか認めない勢いに負けたラーバーは威勢のいい返事をする
『これでガキ共が私を恐れていた理由が分かった……』
この盗賊共があいつらの生活を脅かしていてそいつらの仲間だと思われていたに違いない
まぁ盗賊共が居なかったら怖がられないと言ったら嘘になる
『もしかしたら今ので怖がられていた余計に近付いて来ないのではないか……?』
十分に有り得そうだ………
自分で非を作ってどうする?!
あと少しで黄昏そうになったとき、服の裾を引っ張られた
『ん?』
「お姉ちゃんありがと!!」
最初に捕まえた男に襲われていた女の子が可愛らしい笑顔で礼を言われた
話すときに怖がられないように女の子と目線を合わせるため屈む
『私があいつらをノッキングしたのはお前らのためではなく自分のためだ。しかし、それでお前らが救われたなら私は嬉しい限りだ』
この時初めて顔に笑みを浮かべた