第1章 少年達の花園 1
『聞きたいことが…』
「イヤァーー!!」
『話を聞…』
「コワイよぉーー!!」
楓は«子供に声を掛ける度に悲鳴を上げて逃げられる»という何とも理不尽な仕打ちを受けている
子供達が逃げる要因は背が高いせいか上からの目線になり睨まれているようで怖いのか雰囲気的に怖いと思われているかのどちらか又は両方か子供には好かれない性分のようだ
『全く………これでは情報は何も話を聞いてもらわねば何も始まらないではないか……』
顔は生まれつきなのでどうしようもない
それに今更笑えなど言われても頬がひきつるだけだ
そうなんやかんやと悩んでいると町のハズレからこの町には似つかわしき音が聞こえてきた
子供達はその音に怯えるようにして家に入っていった
「ヒャッハーー!!」
「"グルメラーバー"のおでましだ!!」
パラリラパラリラと何かを鳴らしながら自称グルメラーバーと名乗るチンピラがこちらに向かってきていた
1つ言おう………
なんだあれは?
どこぞの者だ
初めて見る者達だ
"ラーバー"と言うことは盗賊=何かを取りに来たと言うことか
「オラオラ!!とっとと食料出しやがれ!!」
「やめて!!それはお兄ちゃんと食べるために買ってきたの!!」
「うるせぇ!!テメェらが食べれる飯なんてねぇんだよ!!」
『貴様、今何と言った……?』