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Sweet Love* Part3

第6章 *hold feat.笠松


翌日、月曜日。

「笠松先輩、おはようございます〜!」

家の前で待っててくれた笠松先輩と、いつものように一緒に登校することになった。

壁にもたれて立っていた笠松先輩は、私を見ると、一瞬だけ笑顔を見せた。

その後はすぐに照れて顔を逸らすけど、そんな姿も可愛いな、って思った。

「おう。行くぞ。」

それからは振り返ることなく、いつものペースで歩いていく。

「…はーい。」

昨日あんなことがあったし、もしかして手を繋いでくれるかも…なんて思ってたけど、そんなことはないらしい。

期待してた分、昨日繋がれた手がいつもより空いてる気がした。

思わず、不満が呟きとなって零れる。

「少しくらい、気にしてくれたっていいじゃないですか…。」

「ん?何か言ったか?」

「…別に、何でもないです。」

不機嫌そうな私に、笠松先輩は訝しげに首を傾げた。
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