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傍は傍でも貴方の傍で。

第2章 入学早々。


真鈴「あの… なぜ私だと分かったんですか…?」
菊「アーサーさんが、『極度に恥ずかしがり屋で、すぐに謝る、可愛らしい女の子』と申していましたので」

極度に恥ずかしがり屋で、直ぐに謝るは…否定できないけど… 可愛いはないよ…。;

菊「人目見て、分かりましたよ。」
本田くんは、私の事を見ながら、にこっと笑った。
どきっ としてしまう。 だって、目を見て笑うんだもん。

アーサー「あっ! 真鈴!! お前どこ行ってたんだよ! ばかっ!」
私は思わずアーサー君に抱きつく。 一人になって怖かった。
アーサー「ちょっ… ばかっ! 何やってんだよっ!///」
真鈴「だって… 一人になって、怖かったんだもん… 離れたりして、ごめんなさい…」

アーサー「ったく… 相変わらずだな… 菊も悪いな、迷惑かけちまって、ほら、真鈴」
真鈴「…ありがとうございます」
菊「いえ、気にしないでください。 可愛い彼女さんですね」
アーサー「はっ!? ちげーよ!! ばかっ…///」
菊「では、私はこれで」
本田くんは、お辞儀をして行った。


アーサー「この学校広いんだから、これからは、気をつけろよ」
真鈴「ねぇ… さっきの人…  本田くんって、アーサーくんの友達?」
アーサー「…? そうだけど… いいやつだろ」
真鈴「う、うん…」

アーサー「どうしたんだ? 顔赤いぞ?」
やっ やだ… まだ火照ってたんだ…。 まだ、ドキドキしてる。

真鈴「……    わっ 私もお友達になれる… かな?」
アーサーくんは、もの珍しそうな目で私を見る。

アーサー「珍しな、お前が自分からそんなこと言うなんて」
真鈴「えへへっ そうかな?」
思わず、顔がにやけちゃう。
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