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傍は傍でも貴方の傍で。

第2章 入学早々。


真鈴「…ここは…?」
菊「私の行きつけの和菓子屋です。店の雰囲気も和風でとっても気に入っているんです。」

やっぱりこういうところに来るんだ…。
渋いなぁ。

店員「…?あら、また来てくれたの?今日は女の子連れなのねぇ」

Σ(・ω・ノ)ノはい!?

真鈴「いっ いえ、そんな私は…彼女なんかじゃないですーっ‼///」
店員(…彼女、とは言ってないんだけどなぁ…w)
  「可愛い子ねぇ、本田くんのお気に入り?」
菊「はい、まぁそんなところでしょうかね」
真鈴「…‼!?///」

(……し、信じられない…そんな風に思ってくれてたんだ…)


店員「ほ、本田くん、今日はそこまでにしてあげたら…?」
菊「……?なにがですか…?」

店員さんは察してくれたみたいだけど、本田さんは気付いてない…。
いや、私的にはそれでいいんだけど…、ね。


菊「じゃあ、桜餅いただけますか?」
店員「はぁい。きっと女の子も気に入ってくれると思うよ」
そういって店員さんは私に笑いかけた。
なんだろう。すごく胸が暖かくなった。
もろに『日本のお母さん』っていう感じがする…。いいな。こういう感じ。

菊「真鈴さん…」
真鈴「はっ はい…?」
菊「先程の店員さんが言っていたこと、気にしなくていいですからね」

…なんだ、気付いてたんだ…。

真鈴「…はい。」

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