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スレインと…
第1章 第一章
私は機体を発進させ、クルーテオ伯爵の要塞へ戻った。
謁見の間を使ってお祖父様に報告した。
「お祖父様、アセイラム姫が生きておられます!」
「待ってください、確認はしたのですか?」
ザーツバルム伯爵がお祖父様のそばに居た。
「え?」
「確認はなさったのですか?その目で」
「い、いいえ」
私、この目で見てはいない…。
「それならば、信じるに値しません」
「そ…う…ですか…」
返す言葉が無い。
私は謁見の間を後にした。
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