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【エルヴィン団長誕生日夢】
第1章 師団長と団長
しかし、
エルヴィンの表情を
確認する前に、
身体は引き起こされ、
気が付くとエルヴィンの瞳が
至極近い距離で
リオを見つめていた。
そんなエルヴィンの
左手はリオの腰に、
右手は頬を包むように添えられていた。
「エル、ヴィンさん…?」
いくらアルコールが
回っているとはいえ、
リオも
まだまだ状況把握能力は残っている。
とりあえずこの状況は…
おかしい。
というか、まずい。
空いている両手を
そっとエルヴィンの胸に置き、
それ以上近付くことへの
拒否を柔らかく示した。
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