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【エルヴィン団長誕生日夢】
第1章 師団長と団長
「ナイルが許可したら……
うーん…そこからは
自分で考えます。」
「…意外だな。」
少し間を置いてそう言うと、
エルヴィンは
リオの手を解放し
身体を起こした。
「意外ですか?」
本当なら
今がチャンスとばかりに
この場を離れるべきだろう。
しかしそうしなかったのは、
エルヴィンさんの
手が優しかったからだろうか。
ナイルの信頼している人だからだろうか。
「ナイルが君の物なのかと思っていた。」
そういうこと?と思い、
つい吹き出してしまった。
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