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【エルヴィン団長誕生日夢】
第1章 師団長と団長
「いや、
もちろんナイルは私の物ですよ。
でも、私はナイルの物です。
お互いがお互いの物。」
先程まで押し倒されていた
相手のはずなのに、
つい笑顔が零れる。
「奪う隙がないな。」
「残念ながら。」
エルヴィンの
大きな手が
不意にリオの頭を撫でた。
「乱暴なことをしてすまなかった。」
少し眉尻を
下げなから
エルヴィンは謝罪した。
「お誕生日プレゼント
渡せなくてごめんなさい。」
リオは冗談めかしてそう返した。
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