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【エルヴィン団長誕生日夢】

第1章 師団長と団長




リオとエルヴィンは
もはや手の平一枚の距離となっており
リオの手の平には
エルヴィンの唇が、
手の甲には自身の唇が触れていた。


「落ち着いてください…ね?」


エルヴィンの目は
未だ近い距離から
まっすぐリオを見据える。


動揺で
リオの瞳が揺れる。


このまま見つめられては
射抜かれてしまう。


リオは
その視線から逃げるしかなかった。


そっとエルヴィンの
身体が離れたことに
安心して、
リオはエルヴィンの
口から手を離す。


「落ち着いているよ。」


そう言うと
今度はリオの両手を
簡単に片手で捉え、
ソファに身体を倒しこんだ。


もちろん
その上にエルヴィンは
覆い被さるような体勢で。


「あの、
ホントこれ以上されると
叫ばなきゃいけなくなる…」

「その前に塞ぐから
大丈夫だよ。」


この笑顔で
何人この人は
落としてきたのだろうか。


「ちょ…ホントにダメ…っ」


エルヴィンの唇が
そっとリオの首元に触れた。

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