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ハートの国のアリスツインワールドの奇跡

第1章 プロローグ


アリス「何?」

手を止めて私を見つめてるボリスに尋ねる。

ボリス「何か気になってる、ことでもあるの?」

気になっていること、それはナイトメアが狂って何か変わってしまうかもしれない。

下を向いて再度考える、確かめるまでは不安だ。

ボリス「俺と二人きりで、意識してくれてるとか?」

アリス「そうだね」

あんまり話しの内容を聞いていない。

適当に答えると、ボリスはなぜか嬉しそうな声だ。

顔を見ると少し赤いような気がする。

アリス「どうしたの?」

ボリス「にゃんでもない」

仕事の時間帯が変わり、室内から立ち去ろうとするとボリスが話しかけてきた。

ボリス「何処行くのアリス」

アリス「寝るの、眠いから」

外の時間帯は夜だが、ボリスは猫だから夜行性だ遊びたいとダダをこねられたが無視をして部屋に戻る。

部屋に戻りベッドに横になり、目を瞑り寝た。

何も無い異空間、気が急いている。

アリス「ナイトメア!」

名前を呼ぶと姿を現して言う。

ナイトメア「どうした、そんな大声だして」

アリス「嵐のことについて聞きたいの」

ナイトメア「もう教えたじゃないか、それに滞在地の者にも聞いたんじゃないのか?」

拳を握り脅しながら言う。

アリス「細々うるさい!」

ナイトメア「うっ・・それはやめてくれよ、アリスに殴られたら肋骨の一本や二本は簡単に折られそうだ」

アリス「肋骨は自信がないけど、前歯の一二本なら」

ナイトメアは慌てて答え始める。

ナイトメア「悪かった何でも答える」

アリス「あなたには影響はあるの?」

ナイトメア「私には影響はないよ、ハートの国の住人ではないからね」

あっさりとした答えに拍子抜けする。

アリス「そのくせに、気付くのはたやすいのね」

ナイトメア「アリスの夢を通して、意識をハートの国に向けることが出来るからね」

よく分からない力で、察知したことね。

アリス「暴風が吹くってボリスは言ってたけど」

仕事前に聞いた話しをする、ナイトメアは頷き答える。

ナイトメア「雨など降らない、風が吹く強い風がしばらくの間その後風がやむと住人はどこかが狂わされる」

具体例があれば分かりやすいのに。

ナイトメア「具体例か前回の嵐のことなら教えられる、役持ちの夢にお邪魔した時に見たことがある」
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