第1章 プロローグ
ナイトメア「いやいや、冗談なんかじゃない。 私達はそれを察知は出来るが防ぎようがない、クレイジーストームに飲み込まれると、住人はみんなどこか狂わされる」
アリス「狂わされるって何を?」
ナイトメア「それは嵐が来るまで、誰にも分からない。」
この世界は元々狂っている、滞在地の人の何かが狂わされる大切な人の何かが。
ナイトメア「おかしいなりの、ルールがあるだろう。 多ければ二つ、三つどの住人も何かを狂わされる。 アリスは余所者だからその影響は受けない、周りが変化したら戸惑うから親切な忠告さ」
中途半端な説明で納得できない、心の中でけなしてきちんと説明させてもらおう。
(子供・・・キメられない)
ナイトメア「ぐっ・・・・」
アリス「きちんと説明して」
ナイトメア「さっきも言ったが、アリスが思ってる気象現象とはこの世界の嵐は別物だ、やり過ごせる些細な変化だ」
変化? 満月の夜に男が狼男に変化するってこと?
ナイトメア「そんな分かりすい物じゃない、些細な小さな変化ださして問題にもならない、少しだけ困ることもある」
アリス「問題にならないの?」
ナイトメア「やり過ごせる程度の変化だ、嵐も一時的なものだ去れば元に戻る」
変化したまま戻らないってわけじゃない。
夢から覚めて数時間帯が変わった、遊園地のBGmと騒がしい声とアトラクションの機械の音が聞こえる。
すると廊下からバタバタと音が聞こえてくる、ドアを半分だけ開けて上半身だけ覗くと、従業員が走っていた。
廊下に出て話しかける。
アリス「何かあったの?」
従業員男「嵐が来たんですよ、他の従業員に知らせようとおもいまして!!」
従業員女「うるさかったですか? すいません!!」
数時間帯に見た夢など、先程まで忘れていたがナイトメアの言葉を思い出す『風が生まれた、嵐が来る』。
アリス「嵐ね、ゴーランドから聞いたのよ」
従業員女「嵐知ってるんですか? 嵐にあうのは初めてですいよね?」
うまくごまかすと、従業員は納得した顔で言う。
従業員女「役つきはこういう、察知をする能力長けていらしゃいますもんね」
従業員は忙しそうに去って行ってしまった、ゴーランドとボリスを探すため園内に行った。
アトラクション待ちの人、地図を片手にアトラクションを探す人、家族連れが来ていた。