第1章 プロローグ
ゴーランドが頷きながら、ボリスに言う。
ゴーランド「そうそう、似た者夫婦は恋人同士か、結婚してる人達に言う言葉だぜ」
役なしがもう一つの、ベルトを持ってきてボリスの腰につけ始めた、ゴーランドも手伝いフックを付けて完了する。
背中にボリスの身体が密着している、ボリスがいつも持っているピンクのふわふわしたファアは置いていた。
アリス「諦めてバンジーやるわ」
ボリスは後ろで、明るい声を出して言う。
ボリス「本当? やった! にゃはは楽しみ」
ゴーランドは面白くなさそうな、顔で言う。
ゴーランド「けっ、面白くねぇ。 アリス後で俺とも飛んでくれ」
前に歩いて行く、薄そうな足場に着きさらに踏み出そうとするとボリスが後ろで言う。
ボリス「待ってよアリス」
ゴーランドは不安そうな顔をして言う。
ゴーランド「そのまま飛び降りるかと、思ったぜ危ねぇなぁ」
こっちの方に来るゴーランド、足場は小さくて2人がギリだ。
アリス「足場が壊れたらどうするのよ」
来るのを阻止しようと、するとゴーランドが足場を足で叩きながら言う。
ゴーランド「そんな脆い作りは、してねぇぜ」
後ろから男の人の、役なしの人が大きな声で言う。
役なし男「準備が出来ましたー! 飛んでもオッケーですよ!!」
一二の三の合図で、ボリスに押される形で落ちた。
勢い良く落ちる、このハートの国に来た時にペーターに連れて来られた時より早く落ちてる下にはクッション材のトランポリンがある。
上下に引っ張られて、お腹にくる。
二階相当の高さで終わり、地上に着くとボリスが笑いながら言う。
ボリス「にゃはは面白かった、アリスもう一回やらない?」
アリス「やらない」
夕方に空模様が変わり、仕事に行く時間帯になり私は仕事場に行く。
風船の飾り付けを柱に付ける作業、役なし女2人、役なし男1人とやっていたしばらくやり飾り付けが終わると役なし女の、人が私に話しかける。
役なし女「お疲れ様でしたー! 次のシフトの時はよろしくお願いしまーす!!」
このハイテンションには毎度ついていけない。
アリス「貴方達は休まないの?」
役なし女「ちょっと休んでから、仕事しますよー!!」
役なし女二「私達のことは、お気になさらないで休憩してください」
アリス「じゃあ休憩してきます」