第1章 プロローグ
私は抵抗して、一時間帯が経った。
アリス「嫌だって言ってるでしょう」
ボリス「絶対に面白いって・・・」
ゴーランド「安全性は問題ないぜ、俺たちが先に試したからな」
私がさっきから、抵抗しているのはバンチージャンプの新しいアトラクションまだ一般公開されていない。
出来たばっかりで、ピンクの猫ボリス・エレイ『チェシャ猫』なぞなぞ好きな猫。
ボリス「爽快だから落ちてみれば、楽しいって」
ゴーランド「ボリスの言う通りだ、楽しいぜ」
遊園地のオーナーメリー・ゴーランド奪回的な音楽を、バイオリンで弾き音痴で黄色い音符付きの服を着て三つ編みに眼鏡を、掛けている。
二人共大切な人『家族』のような存在。
ボリス「アリス俺と落ちない?」
ゴーランド「もう一つ持ってきてくれ」
ゴーランドは役なしに話しかけて、役なしは元気な声で言う。
役なし男「はい! すぐに持ってきまーす!」
階段を降りていく役なし、勝手に話が進んでいく。
アリス「ちょと待って、私は・・・」
ボリス「大丈夫だってこの面白さ、アリスにも体験してもらいたんだから」
私はいつの間にか大声で言っていた。
アリス「嫌だ! 絶対に嫌だ!」
ボリスとゴーランドは、私を奇怪な目で見ていた。
穴があったら入りたい、大きな声を出して大人気ない。
ボリス「なんか・・・」
ゴーランド「そうだな・・・」
二人とも顔を合わして、何も言わずに互いに伝わってるのだろうか?
アリス「私子供っぽかったわね、バンチーに・・・」
そう言いかけた途端、ボリスが、私の言葉を遮った。
ボリス「夢魔さんが言いそうな発言でさ、頻繁にアリス会っているんでしょう似てきたのまさか」
似てきた? それは嫌だ、あんな頼りない人と似るなんて。
ゴーランド「ナイトメアが抵抗してると、思うような発言だったぜ」
ボリス「似た者夫婦ってやつ?」
ゴーランド「似た者夫婦? 恋人同士じゃないよなアリス」
アリス「えぇ、違うわ」
ここは否定しとく、恋人同士なんて家主の前では言えない。
夢みたいな世界で、更に夢の中の人に恋してるなんて他人には言える訳がない。
前に好意を示す言い方はナイトメアかしたが、親しい程度にしか思ってないみたいだから。