第3章 再出発
ーーーー放課後
さて、練習も終わって、私も片付けがおわった。
そしてお昼休みに三井くんと約束した喫茶店に行くために待ち合わせの校門に行かなきゃならない。
流川くん、一緒に行くとか言ってたけど大丈夫かな?
てかあんまり三井くんと流川くんて絡まないよね。
いい機会なのかな?
着替え終わってなだか少し緊張気味で校門に行くと三井くんが待っていた。
「よ、お疲れ」
「お疲れ様、あれ流川くんは?」
「は?流川?」
三井くんはなんで流川?みたいな顔してる、そりゃそうか話してなかったんだった、
「いや、なんか流川くんがね、」
「お疲れ様っす」
「流川?」
説明しようとしたら後ろから自転車から降りてこちらに歩いてくる流川くん。
ほ、ほんとうに来たんだね。。
「おい、どーゆーことだよ?」
なんだか少し不機嫌気味の三井くん。
「あー、ごめん、なんか流川くんも一緒に来たいんだってさ」
「はぁ?」
「敵場視察」
「敵場視察???」
流川くんがまた良く分からないことを言っているけど、三井くんはよくわかんねぇけど仕方ねぇか、と言ってOKしてくれた。
「言っとくけどお前には奢らねぇからな」
「別に奢られたくもないっす」
「なんなんだよおめぇはよ」
「まぁまぁ、仲良くね」
明らかに三井くんがイライラし始めているから話を遮り、さっさと行こうと促す。
喧嘩にならないように流川くん、三井くんの間に入って喧嘩になりそうになったら止めに入る。
疲れるなぁ、と思いつつなんとか喫茶店についた。