第7章 恋
「いっちゃうのもったいない?」
彼は私の目をのぞき込む。
その目で見つめられるだけで、なんだか熱くなる。
私は声を出さないで頷く。
「だね。今日は朝まで、いっぱいエッチなことするんだもんね」
私はまた声を出さないで頷く。
かなり恥ずかしい…。
「泡を流してあげるね」
「うん…」
私はちっちゃい声で頷く。
彼がシャワーで泡を流してくれる。
自分の身体も流す彼の様子を、私はなんとなく眺める。
「あ」
「えっ?」
私が思わず声を発したので、彼がこっちを見る。
「え…えっとね…」
エッチなこと思いついちゃったんだけど、どうしよう…恥ずかしい…。
「なに?」
彼が首をかしげる。
「んー…舐めてみたい…これ…」
私は彼のものをそっとさわって、思い切って伝える。
「え、そんなことしてくれるの?」
「して…みたい…なー…」
「うん。して」
泡を流し終えた彼が、浴槽のへりに座る。
「ここでいい? 出来る?」
「うん」
私は、彼の脚の間に座る。
手でちょっと彼のものを持ってみる。
もう既にだいぶ固い。
先っぽのとこを、私は舌でちょっと舐める。
お湯の味がする。
先っぽをパクッてくわえてみる。
唇ではむはむすると、なんかぷにぷにしてる。