第3章 愛
舌を少し出して、彼の舌を迎える。
舌先が、彼の舌に触れると全身がビリビリする。
もっと…もっと、このビリビリが欲しい。
私は彼の唇に舌を差し込む。
彼は、そんな私の舌を、唇で優しくチュッとする。
「あっ…」
私の身体の真ん中がきゅってなる。
「ん…みなみ…あんまり、ぎゅってしないで…。気持ちよすぎ…」
彼が唇を離してつぶやく。
「だって…。チュッてされると、ぎゅっ…てなっちゃう…」
「はぁ…気持ちいいの…?」
「うん…すごく気持ちいい。大好き」
「僕もだよ。みなみ…」
こんなふうに話してる間も、じわじわ身体動いて、じわじわ気持ちよくなってくる。
「ねぇ、試してみたいことがある」
彼が私の目を覗き込んで尋ねる。
「え…なに?」
真司がしたいことなら、私は何でもしてあげたいけど…何かな?
「後ろからしてみよう」
彼が内緒話みたいに耳もとでささやく。
「え…」
まだ3回目なのに、そんなことしちゃう?
どうしよう…。
「ね、嫌だったらすぐやめるから」
彼は自分のものを、私のそこからそっと抜いて、私をうつぶせにさせる。
「背中も可愛いね…みなみ」
そう言って、背中にゆっくり舌を這わせる。
「あっ、やん…やだぁ…」
私は声をあげる。
くすぐったいような変な感じ。
「気持ちよくない?」
彼が後ろから、耳もとでささやく。
「よくわかんない…」
「じゃあもっと、はっきり気持ちいいことしようか」